手書きの看板が薪の山に設置され
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   受付も手作り感満載IMG_0048 (2)












数日前から朝は氷点下になる芦見谷。この日も午前中はかなりの寒さ。
温かいお茶と芦見谷名物パウンドケーキが観客の到着を待ち受けます。
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お客様は、芦見谷野外劇場小屋主、須川しんいち まさこの友人知人、お世話になっている地元京北の皆さん、そして京都の親戚などなどなど・・・
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会場三か所でたき火を燃やしてますが寒い。
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IMG_0054 (2) photo6 (1)ので、ご挨拶もそこそこに早速本編開始。



   11/29(日)11:00開演
芦見谷野外劇場 試演会始まり~!

11/13.14と川崎ファクトリーで上演した、
コトバが促すカラダ カラダが促すコトバ であそぶ
太宰が書いた 女 おんな オンナ・・・

太宰治原作の短編小説、燈籠・待つ・葉桜と魔笛・貨幣を一人芝居と三人芝居に構成した、おででこの笑える太宰。
京都京北のこの地ではそのうちの二本、工藤藍による燈籠と、須川弥香による葉桜と魔笛を、芦見谷野外劇場試演会として上演。
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二本の短編、始まってしまえば50分で試演会は終了~
小屋主からもご挨拶。
お花有難うございました!
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終演後お時間の許す方には、まさこ母手作り鹿肉入りカレーとサラダでおもてなし。
前日の親子の会話 
         私「カレーは大盤振る舞い過ぎじゃない?」
         母「そう?お祝い事はお餅まいたりするでしょ?」
         私「・・だからカレー?」
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photo9    新米猟師父の師匠たち、 鹿肉ごちそうさまです!IMG_0083














たき火の中のアルミ箔はお客さまご持参のサツマイモ
たき火で作る本格焼き芋です!
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野点かな・・・
お抹茶ご持参でお茶を立てて、
ふっくらと甘くて本当~に美味しゆうございました



山暮らしの両親と繋がるみなさんはやはり山好き、そして地元京北のみなさんは山暮らしのプロ。
自然を身近に親しむ事が出来る方は、自然しかない場所での楽しみ方を知っている。

持参されたお抹茶を立て、持参された焼き芋をたき火に放り込んでみんなで頂く。
たき火を囲んでのお喋りは、見知らぬ者同士の距離も急速に縮めてくれます。
カレーを作った母の判断は大正解だったみたい。観劇後ほとんどの方がゆっくり座って寛いで行ってくれました。
芝居について、太宰について、ご自分の仕事や趣味について、今目の前に居る人とお喋りを楽しむ。



IMG_0090第1回空間づくり参加者の自筆名盤が完成しました。
地元の宮大工、則藤さんが彫って、墨を入れてくれています。
とてもきれいな仕上がりです。






この山ではあの光景が有りません。
街中ではもう当たり前すぎて誰も咎めなくなったあれです。
本当はお互いに奇妙な疎外感と不快さを覚えつつも、鈍感なふりをしているあれです。
人とおしゃべりしている最中、視線は相手ではなくて自分のスマホを見続けるあれです。
携帯電話が圏外のこの山ではそれをしたくても出来ません。
だから相手の顔がよく見えます。
きっと自分の心にも敏感になれます。

これが芦見谷マジック  至福のTea time

芦見谷での上演の魅力と意義はここなんだな~
芦見谷で過ごす時間丸ごとをプレゼントしたいんだな~


今回は、前半分しか張れていない、未完成の舞台での試演会でした。
前回八月の作業最終日ではこんな感じでした。
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それが今回はこんな感じ。



実は11/27-30で告知していた第二回空間づくりの参加者が非常~に少なくて、今回は作業の進展があまり期待できないだろうと予想して、
父と山のお仲間が、前半分まで張って置いてくれたもの。

ですから、今回空間づくりにご参加いただいた島本和人氏のご尽力には感謝!







かれは新宿梁山泊の個性派俳優であり、演出脚本も手掛け、大道具の立て込みだって道具作りだって、演劇全般何でも来いの多才な熊ではなく男。
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お一人で10人分の仕事を何の苦も無くひょいとこなすphoto16
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photo11 (1)不思議です。
彼が持つと全ての道具が小さく見えます。

チェーンソーをカッターナイフのように軽々と扱って、あっという間に5台目と6台目のベンチが出来ました。

おまけに大変な暑がりです。
この日の朝は氷点下でしたがいつの間にか半袖です!IMG_0042












私   「ごめんね~沢山仕事させちゃって~」
島さん 「いえいえそのために来たんですから~」


もう本当にカッコいい男です。
ご自分の軽トラに乗って颯爽と登場し、颯爽と去って行かれました。
島さん、又のお越しをお待ちしています~


さて、次回は今回観劇された方のアンケートをご紹介します。
山のステージならではの観劇体験を素直に言葉にして頂いてます。

芦見谷はこれから冬に突入です。
冷え込みは厳しく雪も降ります。
だからこそ春が待ち遠しい。


空間づくり第3弾はその春に予定しています。
4月、新緑が一斉に芽吹くころ、芦見谷はわらびの谷。
遅めの京都の桜と、わらび摘みもご一緒に楽しんで欲しい。

近日正式発表します。